生演奏と活弁で楽しむサイレント映画

今日、高崎市文化会館で、サイレント映画の上映会があったので、見てきました。
高崎市文化会館は、アイビー・ガーデンから自転車で5分。
歩いても15分ほどで行ける距離です。

タイトルは、「椿姫」(1921年)と「番場の忠太郎・瞼の母」(1931年)の二本立て。
フルート、ギター、三味線、ドラム、ヴァイオリン、ピアノなどの生演奏と、弁士による活弁付きです。
チケットは2000円とかなりお得感があります。

一度は見たいと思っていた、活弁つきのサイレント映画。
セリフがなくても違和感なく物語の中に入っていけるし、音楽もすごく自然でした。

「椿姫」のほうは、サイレント映画らしく演技がすごく大袈裟なのですが、豊かな感情表現が
心に残る作品です。
「番場の忠太郎」は、片岡千恵蔵の大胆な殺陣と男ぶりが満喫できる作品。
やっぱりすごい役者さんだったんだなぁ…と実感しました。
14歳の山田五十鈴のこぼれるような愛らしさも魅力的。

実際のところ、
サイレント映画は現代映画と比べると、ストーリー展開が単純すぎて少し違和感もあります。
フィルムもモノクロだし、映像が劣化していたりして、ちょっと見にくいです。
でも、その時代ならではの表現、衣装、インテリアなどが大変興味深く、
新鮮な発見と驚きがありました。

語り手の弁士や音楽によっても味付けが変わってくるので、
映画館ではじめて完成する作品。一期一会の楽しみがあります。

この映画をリアルタイムで見ていた時代の人たちは、きっと3D映画をみるほどの
臨場感をもって映像の世界にひきこまれていったにちがいありません。

私が見たのは午後の部ですが、午前の部ではチャップリンの映画もあったようです。
こんな面白い催し、また開催してほしいなぁ、と思います。

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