最新映画:「華麗なるギャツビー」

イオンモールの映画館で「華麗なるギャツビー」を観ました。

1970年代映画化されたロバート・レッドフォード主演版を前日にDVDで観てしまったのがいけなかったのか、
ちょっと期待はずれな内容でした。

この小説は30代前半の大富豪ギャツビーが主人公。
実は、彼の年齢がこのストーリーにはとても重要なキーポイント。
「若き」大富豪だからこそ、その背景に多くの人々が興味をだいたわけで、
どう見ても40代に近い体型のディカプリオには不向きな役柄でした。
しかも、なんだか傲慢な印象…。
「アビエーター」でみせた「焦燥する男」の表情を観たいと思ったのに残念…。
ロバート・レッドフォードが演じた、シャイで思慮深く、繊細で寂しそうなギャツビーには
遠くおよびません。

そして、デイジー役は、キャリー・マリガン。
「17歳の肖像」でとてもいい女優さんだと思ったので楽しみにしていたけど、
「かわいいおバカさん」を演じるにはちょっと賢すぎたのかも。

70年代映画のミア・ファローのほうが、小悪魔的でわがままで罪のないお嬢様的女性を
うまく表現していたように思いました。

同じ映画のリメイク版は、制作された年代、国、脚本によって、ずいぶんテイストが違います。
私は派手でゴテゴテした2013年版より、シンプルで落ち着いた70年代版のほうが好みでした。
やっぱり年齢のせいかな…。

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