映画「英国王のスピーチ」

英国王ジョージ6世にまつわる実話をもとにした映画。
エリザベス女王のお父さんにあたる人物です。
今週生まれたばかりのプリンスと同じ名前なので、テレビでも話題になりました。

ジョージ6世は吃音のため、スピーチが苦手でした。

吃音の主要因として、幼少時の環境や教育による影響があるといわれています。
ジョージ6世の場合、王位継承者としての厳しいしつけと抑制、
常に兄エドワードと比較される劣等感など、
かなり強いプレッシャーがあったようです。

初めて父の代理としてスピーチをする場面では、
原稿を手にマイクの前になんとか立つのですが、緊張しきっていて
ほとんどまともに言葉がでてこない状態…。
見ているほうがつらいような痛々しさです。

でも、彼を深く傷つけるのは、スピーチの失敗自体ではなく、
それに対する人々の反応。
父親は落胆し、周囲の人々は、ただ困惑した表情で黙り込みます。
シーンとなって、「全員がドン引きする」という状況……。

しかし、スピーチは、重要な公務のひとつ。
ロイヤル・ファミリーの一員として生きるためには、
苦手だからといって投げ出すわけにはいきません。

この映画は、ジョージ6世が言語療法士のローグとともに、
努力と忍耐をもって吃音を克服していく過程が描かれています。

その後、第二次世界大戦が勃発。
ジョージ6世によるスピーチが大英帝国全土でラジオ放送されました。
このときの演説が国民の士気を高めたといわれています。

生まれながらにして最高の地位にある人でも、
ときには勇気をもって自らの弱点に向き合なければならない、
ということを改めて実感できる作品。

第83回アカデミー賞では作品賞など4部門を受賞しました。
家族全員でみてほしい映画です。

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