映画:「大いなる沈黙へ」

ひさしぶりに、シネマテイク高崎で映画を観ました。

「大いなる沈黙へ」は、雪深いアルプス山脈にかこまれた男子修道院のドキュメンタリー映画。
照明も使わず、監督ひとりで半年間撮影した実録フィルムです。
音楽なし、ナレーションなし。会話もほとんどなく、ただ淡々と日々の営みをカメラで追うのみ。
こっそり修道院にしのびこんで、じーっとのぞき見しているような感覚です。

途中で寝ちゃうかな、と不安だったけど、ちゃんと最後まで見ていました。
ただ、3時間映画だと観ているほうが修業しているようで、おしりが痛くなりまス…。

「こんな映画、誰がみるの?」と思ったりもしますが、意外にいつもよりたくさんの人が来ていました。

普通の映画なら、「DVDになってから、レンタルしよう」と思うけど、こういう特殊な映画は単館上映されるチャンスを見逃したら、もう見られないかもしれません。しかも、この映画は、車や携帯の音が入ってくる家のリビングではなく、映画館で集中して観なきゃ、意味ない…。

というわけで、映画館にわざわざ観に行く価値のある映画でした。

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