映画: 「深夜食堂」

そのお店は、都心の一角にある細い路地をはいったところにある。
営業時間は、夜の12時から朝まで。
狭い店内は、昭和の雰囲気がただよう古いカウンターづくりで、
8人も座ればいっぱい。自然に初対面同士のお客さんにも会話が生まれる。

メニューに書かれているのは、お酒、焼酎、ビールと豚汁定食のみ。
あとは、マスターがお客の要望に応えて、そのときある食材で料理をつくる。

ジューっと音をたてて焼けるだし巻き卵や、タコさんウィンナー、
鉄板のうえにのったナポリタン、

とろろごはんは、土鍋で炊くところからはじめるので、出来上がりまでにけっこう時間がかかる。
土鍋のふたをあけると、ふわーっと白い湯気が広がって、思わずほーっとため息がでる。
夜中にこんな料理がでてくると、うれしい。

常連さんは皆、マスターの穏やかな人柄にひかれて店に通ってくる。
深夜に店を訪れた人たちは、一日の疲れや、やりきれない気持ちをそっと置いていく。

こんなお店があったらいいな、と思う。
私は夜更かしが苦手なので、常連さんにはなれそうもないけど。

深夜食堂のHP:
http://meshiya-movie.com/

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