映画「最強のふたり」
頸髄損傷のため車いす生活を余儀なくされる生活。
大富豪なので、大邸宅に住み、秘書をおき、看護師も常駐する恵まれた環境にあります。
こんな場合、
最も身近におく介護人にはどのような人物がふさわしいのでしょうか…?
その日、居並ぶ候補者の中からフィリップが自分の介護人に選んだのは、
介護士の経験も資格ももたないドリス。
ドリスはフィリップが障がい者であることすら知らずに面接に参加していました。
彼は、とりつくろうことなく自分の感情をストレートに表現し、
フィリップの障がいに対して、子供のように素直な興味を示します。
ときにはフィリップが障がい者であることをジョークにしてしまうことも。
相手が「障がい者だからこう接するべき」という固定概念がまったくないのです。
実際、映画を見ながら、「ええ!! そんなこと言っちゃうの?」とか
「あらー!そんなことしちゃうの~」と思いながらも、ドリスの言動にはついつい笑ってしまいます。
そして、ふたりは次第に「障がい者と介護者」という枠を超え、心を許せる友人に。
ドリスを身近においたことによって、フィリップの人生は大きく飛躍しました。
実話をもとに作られた2011年製作のフランス映画。
日本アカデミー賞の最優秀外国作品賞を受賞。
日本で公開されたフランス語映画の中で歴代1位のヒット作となりました。
ロマンチックな音楽もステキで、心が温まります。
心が疲れたときに、観たい映画です。
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