暮しの手帖
「暮しの手帖」は、昭和23年に創刊された歴史ある主婦向けの雑誌。
手にとってパラパラとページを繰ってみると、いくつかの点で他の雑誌と大きく異なります。
まず、カラーページが少ない。文字が多い。
紙の質が、他の雑誌のようにツルツルテカテカしていなくて、ちょっと分厚い。
そして、化粧品や健康食品などの広告がまったくない。
内容は、料理、手芸、家事のコツなど。
読み物のページでは、エッセイが数多く掲載されていて、軽く読み流せるものから「『資本論』と格差」といった難しいテーマまで幅広い。
毎号、「彼女のチカラ」「わたしの家」「わたしの仕事」というタイトルで、ふつうの一般人の日常生活も紹介されています。
派手さはないけど、とってもていねいに作られていて、
テーマの設定から著者の選択、文章の一字一句まで、松浦弥太郎編集長の誠実で実直な思想が反映されているのを感じます。
雑誌も本も、一度さっと読んだらすぐに処分することにしていけど、この雑誌は一度買ってしまうと簡単に処分したくなくなるので、ちょっと困ります。
You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.