出発時刻まであと10分で…

大阪にいる母の病院をたずねました。
ペースメーカーを入れる手術をする件で、担当の先生とお話するためです。
母は思ったより元気で、私がもっていったお弁当もペロリとたいらげました。ここでひとまず、ほっ…。

先生との面会時間は3時。私はその時間にあわせて帰りの飛行機をとっていました。

ところが、外来が込み合っているらしく、4時になってもなかなか先生に会えません。
「5時までにここをでなきゃ、いけないんです~ お願いします」と看護師さんに頼み込み、
ようやく先生に会えたのは4時半。

お話を聞き、近日中にペースメーカを入れる手術することに決まりました。書類にサインし、
母に言葉をかける間もなくあわてて病院をでました。
すでに、5:10。

病院の前からタクシーに飛び乗り、三国ヶ丘駅へ。
駅から関空快速に乗ります。ところが、この電車が5分の遅れ…。かなりヤバイ。

電車の中でジリジリしていましたが、臨空タウン近くで時間は、5:55に。
飛行機の出発時刻は、6:15。15分前までにチェックインすることを考えると、とうてい間に合いそうもありません。

そこで、チケットを買った会社にTELしました。
私の買ったチケットは特割で変更がきかないので、キャンセルすると、キャンセル料がかかるとのこと。
しかも、東京へ帰るには、当日チケットを新たに購入しなければなりません。うう…キツイ…。
「ちょっと、がんばってみます…」と電話を切りました。
つまり……イチかバチか、駅から全速力で走ってみる…ということ。

上京して以来、東京・大阪間の往復は多いのですが、ギリギリになって走ったことは何度かあります。
タッチの差で間に合わなかったことも…。

関西空港駅に電車が着いたのは、6:03
ドアを飛び下りて、猛ダッシュ!

この時間になると、もうたくさん並んでいるチェックイン機では受け付けてくれないのを知っていたので、
ANAのカウンターへ。が、チェックインカウンターは、長蛇の列ができています。
迷わず、プレミアムチェックインのカウンターへ。

6:05。 落ち着いた様子で「お待たせいたしました」という係員の女性に、
ゼイゼイいいながら、「すみません! 6時15分の飛行機に乗りたいんです!」と
必死の形相で、クレジットカードを差し出しました。

すぐに電話の受話器をとる担当者。かなり機転のきく人でした。
「スターフライヤー、今から1名、だいじょうぶですか?」

助かったぁ~!!

チケットを受け取ると、また猛ダッシュ。

「保安室で一度でもひっかかると乗れません。急いでください」といいながら、
さっきのお姉さんが一緒に走ってくれました。

荷物検査を受けて、また搭乗口まで駆け足。
今度は、搭乗口近くの女性が伴走してくれながら、
「お急ぎいただいて、ありがとうございます」

いえいえ、こちらこそ、走らせてすみません……

絶対無理だと思ったけど、あきらめなければ周りの人の協力でなんとかなることもあるようです。
今日は、意外にラッキーな日でした。

融通をきかせてサポートいただいた空港関係者の方々、どうもありがとうございました!
そして、お母さん、ゆっくりできなくて、ごめんね。

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