最新の日記

自閉症の僕が飛び跳ねる理由


正直なところ、私は自閉症の人は他人の言うことをあまり理解できず、知能も劣っているように感じていた。記憶や計算など特殊な能力を持っている人が存在することは知ってはいるけど、なんだか、わけがわからない人のよう見えてしまうのだ。

でも、NHKのアーカイブTVを見て感動し、この本の著者である東田直樹さんの本を読みたいと思った。彼は、自閉症のため、会話はうまくできないけど、文字盤を通じて人と対話したり、PCで原稿を書くことが可能だ。その文章は知的でわかりやすく、美しかった。

この本は、自閉症の人に対する質問に筆者が回答する形で構成されている。「どうして上手く会話できないのですか?」「どうして目を見て話さないのですか?」といった、かなりダイレクトな質問が多い。本来、そんな不躾な質問を本人にすることはできないが、東田さんは、自閉症患者としてそのような答えにくい質問に対して、ていねいに回答している。

中でも特に印象に残るのは、「自閉症の人は普通の人になりたいですか?」という質問だ。

東田さんは、ずっと普通になりたいと思ってはいたけど、今では「もし自閉症が治る薬が開発されたとしても、僕はこのままの自分を選ぶかもしれません」と回答している。

なぜなら、「障害のある無しにかかわらず、人は努力しなければいけないし、努力の結果幸せになれることがわかったから」。そして、「自分を好きになれるのなら、普通でも自閉症でもどちらでもいいのです。」と結んでいる。

この本を書いたとき、東田さんはまだ13才。たった13才の少年が、自分のおかれた状況に冷静に向き合い、自問自答を繰り返して書いた文章はまるで哲学書のように深く、何度も読み返したくなる。

この本は、世界30か国以上で出版され、多くの自閉症者とその家族に生きる希望を与えた。

東田さんは20代になり、今は作家として活動している。

パンジーとアリッサム

今年は暖かいせいか、8月に種まきしたパンジーが咲き始めました。9月種まきのアリッサムも花を開いています。

パンジー F1わらく(クリーミーレモン)

アリッサム

 

皇帝ダリア

晩秋になると、緑が少なくなってちょっと庭が寂しくなります。

皇帝ダリア

葉っぱが散って枝だけになったトネリコの木の横で大きな花を咲かせたのは、皇帝ダリア。ピンクがかった上品な薄紫色が好きで、庭ができたらきっと植えようと思っていました。

昨年はまだ小さくてまともに咲かなかったのですが、今年は6月ごろからぐんぐん伸び始めました。

全長3メートル近くになり、高いところから人間を見下ろして優雅に咲いています。

 

ビオラが咲きました!

8月に種まきしたビオラが咲きました。
まだまだ小さい株だから、花ばかり大きくて頭でっかちなかんじです。

うさぎももか

ビオラ イエローピンク

四季咲きのミニバラ

ミニバラ

ようやく秋らしい気持ちのいい気候になりました。

エントランスでは、ミニバラが見ごろです。このバラは寄せ植えのために2年前に購入したのですが、とても強くて春も秋もよく咲いてくれます。名前もわからないけど、地植えしたらよく成長して幅80㎝くらいになりました。

花壇に咲いていた夏の植物はすべて片付け、土を整備して来春の準備を始めています。

8月から種まきしたストックは、大きくなってもう底穴から根が見え始めています。でも、9月に種まきしたデルフィニウムなどはまだ苗が小さくて、花壇に植えつけるのはちょっと不安…。

苗の数を数えてみたら、全部で360個もありました。家の前の土手に植えようと考えている苗だけで、120個くらいあります。全部植えつけるのはけっこう大変な作業になりそうです。

種まきして育てた苗たち

ススキとコバノランタナ

ススキ

お月見には間に合わなかったけど、ススキの穂がでてきました。一緒に植わっている萩の花が先に咲き終わってしまい、時期が合わなかったのが残念。

ススキは生育が早いので、あまり大きくなっては困るとプラ鉢のまま花壇に植えたのに、この成長ぶり。考えたくないけど、たぶん地中でプラ鉢を突き破って根が伸びているのでは…と想像しています。

コバノランタナは、柵の下から外へ垂らす形にしました。夏の終わりから薄紫の花がちらほら咲き始め、秋が深まって一気に花の数が増えました。

 

コバノランタナ

小説「ロンリネス」桐野夏生


この小説の主人公は、賃貸でタワーマンションに住み、その1階にある保育園に子供を預けてそば屋のアルバイトをしている主婦。

私にはまったく理解できない人種で、読み進みながらも違和感満載。

なんで夫が高給取りでもないのに家賃の高いタワマンに住むの?
なんでそんなに安い時給のアルバイトしてるの?

しかも、子供を私立の小学校にお受験させようと考えている…。

どう考えても経済的に無理でしょーー!!そう思いながら本の帯を見たら、「VERY」大好評連載、と書いてあった。

なるほど、「VERY」かぁ…。

かなり前の話になるが、女子大の同窓生仲良し8人組の中のひとりが、アラサーも超えようかという年齢で結婚した。未婚で残った最後の2人のうちのひとりだった。

でも、1年も経たないうちに離婚。彼女と仲が良かった友人から聞いた話では、
「あの子、VERYのような生活に憧れてたらしいよぉ」ということだった。
「そりゃ、離婚するよね」と納得したことを覚えている。

VERYのファンは、VERYのような生活に憧れてはいるけど、VERYのような生活はしていないことが多い。そもそも、VERYのような生活をしている人は、VERYを読まないし、読む必要がないのだ…。

「ロンリネス」は、VERY読者層をそのまま主人公にしたような小説で、この作者が描く主婦の生態は、恐ろしいほどリアルだ。主人公の考え方にはついていけなくても、小説自体はおもしろくて熱中できた。

ちなみに、私は仲良し8人組の中でただひとり、未婚のままである。VERYのような生活に憧れる暇もなく、そんな雑誌を手にとる心の余裕もなかった。

萩の花と秋明菊

萩の花(ピンク)

子供の頃、庭の隅っこに大きな萩があり、秋になると萩の花のトンネルができました。確かに萩はすぐに大きくなってしまいます。身長1メートルくらいの子供だと、軽くくぐれるくらいになりそう。

我が家の狭い庭には、3種類の萩が枝を大きく伸ばしています。秋らしい雰囲気でいいけど、花が終わったらカットしたり植え替えたりしないと、庭を占領されてしまいそう。

すすきの下で、昨年植えた秋明菊(ももいろブーケ)も花を咲かせました。

シュウメイギク

白萩

小説:「羊と鋼の森」宮下奈都

「羊と鋼の森」という不思議なタイトルは、ピアノを表している。

ピアノの音は、鋼でできた弦を羊毛のフェルトで叩くことで作り出され、その音色は無限に変化して様々な景色を見せてくれる。

そのことを教えられた17才の高校生が、あこがれの調律師を目指して日々努力し、森の中に分け入っていくような期待と感動をもって職人技術を磨いていく物語だ。

私は4才から10年間、ピアノを習っていた。
そのころ、家にピアノがあるのは一種のステータスのようなもので、子供の習い事の中でもピアノは人気があった。

時代は流れ、昨今では街の楽器屋さんに行っても、本物のピアノは数台しか置いていない。
場所をとらず、ボリューム調整もしやすい電子ピアノが主流になっているようだ。

そんな時代に、ピアノの調律師という地味な職業を選ぶ若者がいて、自分の望む音色を追求して熱心に仕事に取り組む姿勢は感動的だ。作者が、畏敬の念をもって調律師という職人技について丹念に描いているのがよくわかる。

小説の最後のページに、作者が取材した調律師に対する「謝辞」が書かれているが、たぶん、取材対象となった調律師の人たちこそが作者にお礼を言いたい気持ちなのではないかと思う。縁の下の力持ちとして、普段はめったに表舞台に登場しない職業の魅力を、こんなにリアルにわかりやすく、情熱をもって書いてくれたら、すごく嬉しいだろうな、と思う。

私自身は長年ピアノを習っていたが、音楽を奏でる楽しみを実感できないまま、ピアノを離れた。

先日、本屋さんでブルグミュラーの楽譜を見つけ、なんとも懐かしくなって購入してしまった。もう実家にあったピアノは処分してしまったし、家にはピアノがないのに、ただ楽譜だけを眺めている。

あの頃、なぜピアノが好きになれなかったんだろうか。
今、ピアノを弾いたら、子供の頃より楽しめるのだろうか、「羊と鋼の森」に迷い込むような新鮮な体験ができるのだろうか、そんなことを考えてしまう。

 

 

夏ハゼと萩の花

ようやく猛暑から解放され、ほっと一息。

夏ハゼの紅葉

庭では夏ハゼが色づき始め、萩の花が満開になりました。

萩の花(赤)

先月種まきした苗も、少しずつ育ってきています。

ミニストックの苗