萩の花と秋明菊
子供の頃、庭の隅っこに大きな萩があり、秋になると萩の花のトンネルができました。確かに萩はすぐに大きくなってしまいます。身長1メートルくらいの子供だと、軽くくぐれるくらいになりそう。
我が家の狭い庭には、3種類の萩が枝を大きく伸ばしています。秋らしい雰囲気でいいけど、花が終わったらカットしたり植え替えたりしないと、庭を占領されてしまいそう。
すすきの下で、昨年植えた秋明菊(ももいろブーケ)も花を咲かせました。
子供の頃、庭の隅っこに大きな萩があり、秋になると萩の花のトンネルができました。確かに萩はすぐに大きくなってしまいます。身長1メートルくらいの子供だと、軽くくぐれるくらいになりそう。
我が家の狭い庭には、3種類の萩が枝を大きく伸ばしています。秋らしい雰囲気でいいけど、花が終わったらカットしたり植え替えたりしないと、庭を占領されてしまいそう。
すすきの下で、昨年植えた秋明菊(ももいろブーケ)も花を咲かせました。
「羊と鋼の森」という不思議なタイトルは、ピアノを表している。
ピアノの音は、鋼でできた弦を羊毛のフェルトで叩くことで作り出され、その音色は無限に変化して様々な景色を見せてくれる。
そのことを教えられた17才の高校生が、あこがれの調律師を目指して日々努力し、森の中に分け入っていくような期待と感動をもって職人技術を磨いていく物語だ。
私は4才から10年間、ピアノを習っていた。
そのころ、家にピアノがあるのは一種のステータスのようなもので、子供の習い事の中でもピアノは人気があった。
時代は流れ、昨今では街の楽器屋さんに行っても、本物のピアノは数台しか置いていない。
場所をとらず、ボリューム調整もしやすい電子ピアノが主流になっているようだ。
そんな時代に、ピアノの調律師という地味な職業を選ぶ若者がいて、自分の望む音色を追求して熱心に仕事に取り組む姿勢は感動的だ。作者が、畏敬の念をもって調律師という職人技について丹念に描いているのがよくわかる。
小説の最後のページに、作者が取材した調律師に対する「謝辞」が書かれているが、たぶん、取材対象となった調律師の人たちこそが作者にお礼を言いたい気持ちなのではないかと思う。縁の下の力持ちとして、普段はめったに表舞台に登場しない職業の魅力を、こんなにリアルにわかりやすく、情熱をもって書いてくれたら、すごく嬉しいだろうな、と思う。
私自身は長年ピアノを習っていたが、音楽を奏でる楽しみを実感できないまま、ピアノを離れた。
先日、本屋さんでブルグミュラーの楽譜を見つけ、なんとも懐かしくなって購入してしまった。もう実家にあったピアノは処分してしまったし、家にはピアノがないのに、ただ楽譜だけを眺めている。
あの頃、なぜピアノが好きになれなかったんだろうか。
今、ピアノを弾いたら、子供の頃より楽しめるのだろうか、「羊と鋼の森」に迷い込むような新鮮な体験ができるのだろうか、そんなことを考えてしまう。
ようやく猛暑から解放され、ほっと一息。
庭では夏ハゼが色づき始め、萩の花が満開になりました。
先月種まきした苗も、少しずつ育ってきています。
8月も終わりに差し掛かりましたが、残暑は衰えることなく、今日も猛暑日になりそう。
6月末に植えつけた初雪草は、高さも幅も1メートル以上になりました。白い葉が涼し気です。それにしても、こんなに大きくなるとは…。隣に植えたランタナも短期間で大きく成長したのでちょっと混みあってしまい、ランタナのほうを強く剪定しました。
西野さんに送ってもらったデュランタは、白い花を咲かせました。園芸店にあるデュランタはたいてい紫の花なので、ちょっと意外でした。葉っぱのうす緑色と花の白のコントラストがきれいです。
つる性のマンテビラは暑さには強く、次々に花を咲かせてくれます。が、思ったほど伸びず、なかなかトレリスを登ってくれません。秋までにどのくらい大きくなるんだろうか…。
草花を育てていると想定外のことがよく起こり、困ることもありますが、それが生きている植物を扱うおもしろさでもあります。
どんな花が咲くのだろう、どんな色だろうか、どんな庭になるんだろうか、という楽しみが糧になり、猛暑の日々もなんとかやり過ごせています。
ようやく秋の兆しが…と思っていたら、また暑くなり、今日は高温注意報が出ました。
先日蒔いたストックの種はあっという間に芽を出し、今はエアコンの効いた部屋で窓越しの光を浴びています。
でも、でてきた芽はちょっとヒョロヒョロなかんじもして、だいじょうぶかなぁ…。
花壇では、ひまわりやバーベナなど、夏の花はだんだん終わりに近づきました。先日咲き始めたフロックスは、咲き進むにしたがって、少しずつブルーがかってきました。微妙な色味が魅力的です。
昨日から急に涼しくなり、暑い季節もそろそろ秋に向かっていく気配を感じます。
春に蒔いたアスターがようやく花を咲かせました。同じ時期に蒔いたコスモス、百日草より1か月以上遅れての開花です。
来年の春に向けての準備も少しずつ始まっています。
昨日はパンジーとストックの種蒔きをしました。まだ35度超えの日もあるかもしれませんが、芽が出るまでは室内管理の予定です。
タイタンビカスは、アメリカフヨウともみじあおいの交配種。先月買った苗が今日、花を咲かせました。
ハイビスカスにも似ていますが、花の直径が20センチ近い大輪種です。
そして、今週から咲き始めたのがフロックス ユニークオールドブルー。カタログには「大輪ブルーの品種」という解説があったのですが、咲いた花をみると、白地に中心だけがほんのり赤紫色で、カタログ写真とだいぶ違っていました。
日本に昔からある花は、清楚でシンプルな花の色や形が魅力。てぬぐいや食器など、日常的に使うものにもデザインされていることが多く、実際の花を見ることは少なくても身近に感じられます。
河原ナデシコは春に種を蒔いたので今頃咲きました。これから毎年咲いてくれるようです。
キキョウは他の植物の影になってしまう場所に植えたせいか、枝が伸びすぎて株全体が徒長気味。土の上に寝そべるように咲いてます。
お隣のお宅の前の水路の土手には、幅も高さも1メートル以上にもなったルドベキアが黄色い小さな花をいっぱいつけています。
しっかり管理されているけど、まるで植物が自生しているかのような自然な風景になっていて、花の選び方も植え方も、上手だなぁと感心します。
ルドベキアの足元には芝桜がびっしり生えていて、雑草を寄せ付けません。お隣の奥さんが、「ここまでするのに5年以上かかりました」とおっしゃっていたのも納得。毎日、ご自分の庭も土手のほうも、本当にコツコツ手入れされていて頭が下がります。
ここのお宅をお手本にして、うちの家の前もこういうふうに自然なかんじに管理できればいいな、と思っていたけど、雑草の管理は一筋縄ではいかず、膝と手首を痛めてギブアップ状態。
そう言っている間にも、庭でも土手でも雑草は伸び続けるし、気持ちは焦るばかり…。
とりあえず、しばらくは暑さを言い訳にして様子見状態になりそうです。
台風が去った後、再び猛暑がやってきました。
日差しを避けるため、水遣りは朝5時過ぎと夕方6時半くらい。ちょっと寝不足気味です。
日中の気温は40度近くになりますが、それでも暑さに強い植物たちが次々と花を咲かせてくれます。
日日草は種類も色も豊富で、毎年園芸店で「今年はどの色にしようかな」と選ぶのが楽しみな花のひとつ。5月末に植えた株が大きく成長して、今が花盛りです。
バーベナは5月ごろから切り戻しをするたび新たな花をつけて、今また満開に。薄紫に白い筋がはいった模様がかわいい。
トルコキキョウの「なみだプラス」は、美しい花色。切り花にしても長持ちです。
ガーベラは春秋の花ですが、6月に地植えしたので今ごろ咲いているのかも。咲くまで花色がわからなかったのですが、鮮やかなスカーレットレッドでした。