最新の日記

映画「奇跡のリンゴ」

育てている植物が害虫や病気にやられると、けっこうヘコみます。

害虫は、あっという間に数を増やして全体に広がり、
青々としていた葉っぱをあらかた食いちぎってしまう。
病気はもっとやっかいで、
つぼみを付けていた植物もみるみるうちにしおれてしまい、
一夜にして無残な状態に…。

一度そういう状態に陥ると、もうどうやってもすぐには元気にならず、
次の季節まで、じっくり回復を待たなければなりません。

素人のガーデニングならそれでも実害はないのですが、
農業を生活の糧にしていれば、作物が採れず、死活問題です。

無謀にも、自分の農地にあるリンゴの木すべてを使って無農薬栽培の開発に挑んだ人がいました。
農薬散布をしないリンゴは虫がつき、病気になって葉をおとしてしまいます。
広い農地がありながらも毎年まったくリンゴを収穫できず、
結果がでないまま、何年にもわたって試行錯誤ばかり繰り返す日々。
極貧にあえぎ、ついには農地を半分売却。
周囲からは変人、カマドケシ(ごくぶつしの意)と呼ばれ、死をも覚悟します。

「奇跡のリンゴ」は、
無農薬リンゴ栽培が「神の領域」とも言われたなか、
地道な研究をつづけた木村秋則さんの実話をもとにした映画。

「俺が諦めるということは、全人類があきらめる、ということなんだ」
という言葉が心に残りました。

阿部サダオがいい味だしていて、最後は泣けます。

高崎駅近くのビジネスホテル

高崎駅の近くには、たくさんのビジネスホテルがあります。
特に、西口近くのホテルをピックアップして、簡単にご紹介します。

■ココ・グラン高崎
http://www.cocogrand.co.jp/takasaki/
昨年オープンしたばかりのオシャレなシティホテル。
ヤマダ電機の隣に位置し、駅からのアクセス良。
上層階に大浴場、岩盤浴、露天風呂もあり、アメニティも充実。
各部屋に電子レンジとマッサージチェアがあるのもうれしい。
朝食バイキングの内容も豊富で、朝食後もロビーでゆったり過ごせます。
宿泊するのが女性なら、ぜひお勧めしたいホテル。

■アパホテル
http://www.apahotel.com/hotel/shutoken/01_takasaki-ekimae/
高崎駅西口からほとんど歩かずに行ける距離。
驚くべきは、駅前にありながら、大浴場が天然温泉であること。
小さいけど、サウナや露天風呂もあり、お風呂好きにはありがたい設備です。
朝食バイキングには自家製ゆばや豆腐もあって、ヘルシー。
リーズナブルに滞在できるので、ビジネスマンにお勧め。

■ホテルメトロポリタン
http://takasaki.metropolitan.jp/01_stay/index.php
駅ビルにあるので、駅からのアクセス面では最高。
金額的にもワンランク上の本格派。レストランメニューも充実。

■ワシントンホテルプラザ
http://takasaki.washington.jp/index.html
西口から徒歩3分。夜の街に出かけやすい場所にあります。
創業から20年以上の歴史を感じるつくりで、
ウェディングパーティもできる大きめの施設。
朝食バイキングも、パーティに慣れたホテルならではの内容でGood!

■ドーミーイン高崎
http://www.hotespa.net/hotels/takasaki/
西口から徒歩7分なので、アクセスはちょっと悪いけど、
周辺には飲食店も多く、夜、ちょっと飲みに出かけるにも便利な場所。
大浴場(人工ラジウム温泉)があり、サウナ、露天風呂も楽しめます。
ウェルカムドリンクとして、生ビール1杯、夜には夜泣きそばと、サービス満点。
長期滞在プランもあります。

高崎駅周辺には、他にも新旧さまざまなホテルが点在しています。
ここでご紹介したのは、ほんの一部。

もし、出張などで数か月間、高崎駅近くに滞在したい、ということであれば、
アイビー・ガーデンをお勧めします。
前払い制で、空いているお部屋をご利用いただけます。
詳しくは、(株)三幸にお問い合わせください。(027-328-3001)

高崎駅近くの温泉(1)

群馬は草津温泉、伊香保温泉をはじめ、たくさんの温泉地が県内に点在する温泉大国。
高崎から車で1時間くらいの距離の中にも数えきれないほどの温泉施設があります。

まずは、高崎駅から車で30分程度で簡単に行ける温泉をご紹介しましょう。

  • 京ヶ島天然温泉 湯都里(ゆとり)
  • http://www.yu-tori.jp/
    高崎インターのすぐ近く。
    露天風呂だけで5種類、塩サウナや岩盤浴も備えるスーパー銭湯。
    お湯が少し熱めなので、特に寒い冬の夜がお勧め。
    「見上げの湯」に寝転がって、月をながめるのも良し。
    料金はお高めだけど、いつ行っても駐車場いっぱいの人気店。

  • 天然温泉 天神の湯
  • http://park1.wakwak.com/~takasakitenjinyu/
    前橋インターのすぐ近く。
    17号線沿いの入口にはライブ感がなく、ずっと閉鎖しているのかと思っていた。
    こわごわ近づいてみるとちゃん営業していました。
    もうちょっと宣伝しないと、もったいない~。
    露天風呂、サウナがあり、ゆったりとした仮眠室もあります。
    夜中も営業しているので、一晩安く過ごしたい場合にも最適。

  • 群馬温泉 やすらぎの湯
  • http://www.yasuraginoyu.com/
    高崎駅西口から市バスで行ける温泉。
    ちょっと古めの施設だけど、サウナ、露天風呂もあり、
    お年寄りの憩いの場として親しまれています。

  • 高崎観音山温泉 錦山荘
  • http://www.kinzanso.com/
    旅館だけど、日帰りで温泉に入ることもできます。
    女湯に露天風呂がないのはちょっと残念…。
    食事処もあるので、湯上り後もゆっくり過ごせます。

    映画:「17歳の肖像」

    舞台は1960年代のイギリス。
    オックスフォード大学進学を目指していたジョリーは、ある雨の日、
    ずぶ濡れになって歩いていたところを車で通りがかったデイビッドと出会います。
    リッチで、紳士的で、ユーモアがあり、芸術に造詣が深く、会話も楽しい彼。
    彼といると、魔法のように、あこがれていた大人の世界に入っていけます。

    劇場での音楽鑑賞、素敵なレストランでの食事、タバコ、お酒…。
    ジョリーは彼と一緒に経験する、リッチでオシャレな世界に夢中になります。
    学校の先生も、親も、友達も、自分のまわりの人はみんな、
    彼や彼の友人に比べたら退屈でつまらない人たちに見えてきて、
    しだいに勉強にも身が入らなくなり…。

    未知の世界のきらめきに人生観が変わるような驚きと興奮をおぼえ、
    有頂天になってのめりこんでいく。
    若いときにそんな経験をするのも、才能のひとつ。

    17歳なら、失敗があってもそれを人生の糧にすることができます。
    ジョリーのように、自分の過ちを認める理性と才覚があれば、の話だけど…。

    梅雨明けの季節にふさわしい、さわやかな作品です。

    梅雨明けが待ち遠しい!

    梅雨時で陽射しは少ないけれど、
    ベランダの鉢植えのミニトマトが赤く色づいてきました。
    トマトも梅雨明けを待ってます…。

    バジルと寄せ植えしています。

    バジルと寄せ植えしています。

    映画落語:かもめ亭

    7月1日から3日までの3日間、イオンシネマで8本の映画が無料上映されています。

    今日は朝早くから、「映画落語:かもめ亭」をみてきました。

    私の場合、日常生活のなかで寄席に行って落語を見るという機会は皆無。
    テレビでもときどき落語を放映していますが、
    集中力が続かず、すぐにチャンネルをまわしてしまいます。
    その点、映画館ならじっくり楽しめます。

    今日の出し物は、三遊亭小遊三、漫談のペペ桜井、そして桂歌丸。
    楽屋や観客のようすなども撮影されていて、
    普段は見られない舞台裏を垣間見ることもできました。

    1時間半程度なので長すぎず、久しぶりに落語のおもしろさを再発見できる作品。
    第二弾も同時上映されているので、ぜひ観てみたいと思っています。

    夏のバーゲンセールが始まったイオンモールでのお買い物も楽しみ!

    高崎のおいしい店:三ツ寺カフェ

    三ツ寺公園近くにある、倉庫を改造したカフェ。
    まだ今年4月にオープンしたばかりだそうです。

    今日は、小倉コーヒーゼリーを注文しました。
    無糖のコーヒーゼリーの上に、自家製の小倉あんがたっぷり。
    ゼリーのほろ苦さと、ほのかな甘味がよく合います。

    小倉コーヒーゼリー

    小倉コーヒーゼリー

    赤城牛をトロトロに煮込んだカレーもおいしいです。

    小説「かたちだけの愛」

    作者の平野啓一郎は京大在学中に書いた作品が芥川賞を受賞し、
    若くして文壇デビューを果たした作家。
    以前、テレビで対談を見て気になってはいたけど、
    小説のなかで難しい言葉をいっぱい使っている、ということだったので
    なんとなく敬遠していました。

    が、今回、「かたちだけの愛」を読んでみると、特に難しい言葉遣いはありません。
    文章は緻密で繊細。感情をおさえたクールな描写が私好みです。
    特に、工業デザイナーである主人公の仕事に関する場面は、
    簡潔だけれどもていねいに説明されていて、
    作家が取材と調査にかけた時間が感じられました。

    物語は、並外れた美貌と美脚で有名な女優、久美が自動車事故にあう場面から始まります。
    主人公、相良郁哉は、偶然その現場に居合わせて彼女を助けたことから
    事故で片足を失った久美のために義足をデザインすることになります。

    郁哉は、片足を大腿部から失い、絶望の淵にある久美を再起させるため、
    新しくデザインする義足を本物の足そっくりにはしない選択をします。

    「かたちだけ似せた義足」ではどうしてもその足を隠すようになってしまう、
    「本物の足」にはない機能性と付加価値をもった足、
    それをつける人が誇りをもって人にみせられるような義足を作ろうとするのです。

    丹念に、何度も試作を繰り返しながら義足をデザインしていく過程のなかで、
    郁哉は、離婚した過去、親との関係を見つめ直し、久美との関係を築いていきます。

    郁哉がデザインした義足は、
    久美がそれをつけて生き生きと歩きだした瞬間、
    彼女の体の一部として命を宿しました。

    そして、物語の最後、
    ステージへと歩いていく久美が郁哉を振り返って言った言葉で、
    「かたちだけの愛」にも命がふきこまれたことがわかります。

    読後に心地よい満足感の残る作品です。
    瀬戸内寂静さんが、相好を崩してこの作家を絶賛していた理由がよくわかりました。

    映画:「アーティスト」

    人の声はいっさい入らず、音楽のみのサイレント映画。
    しかも、全編モノクロ。

    3D映画が増えてきたこの時代に、
    こんな制限された条件で100分間の映画をつくるのは
    とても冒険的な試みだといえます。
    が、みごとアカデミー賞5部門を受賞しました。

    セリフは最小限の字幕だけ。
    映像では、30秒くらいしゃべっていてもその内容を
    すごく省略した字幕がはいります。
    最初はちょっと物足りなく感じるけど、慣れると
    ストーリーを理解するぶんにはそれでOK。
    主人公の愛犬がとっても効果的なアクセントになっています。

    モノクロでセリフなしの映像でも…
    というより、それだからこそ際立つのはヒロインの魅力。
    豊かな表情、キュートなダンスで
    主人公だけでなく、画面を観ている人も魅きこみます。

    シンプルなラブ・ストーリーに「言葉」は必要ないようですね。

    最新映画:「華麗なるギャツビー」

    イオンモールの映画館で「華麗なるギャツビー」を観ました。

    1970年代映画化されたロバート・レッドフォード主演版を前日にDVDで観てしまったのがいけなかったのか、
    ちょっと期待はずれな内容でした。

    この小説は30代前半の大富豪ギャツビーが主人公。
    実は、彼の年齢がこのストーリーにはとても重要なキーポイント。
    「若き」大富豪だからこそ、その背景に多くの人々が興味をだいたわけで、
    どう見ても40代に近い体型のディカプリオには不向きな役柄でした。
    しかも、なんだか傲慢な印象…。
    「アビエーター」でみせた「焦燥する男」の表情を観たいと思ったのに残念…。
    ロバート・レッドフォードが演じた、シャイで思慮深く、繊細で寂しそうなギャツビーには
    遠くおよびません。

    そして、デイジー役は、キャリー・マリガン。
    「17歳の肖像」でとてもいい女優さんだと思ったので楽しみにしていたけど、
    「かわいいおバカさん」を演じるにはちょっと賢すぎたのかも。

    70年代映画のミア・ファローのほうが、小悪魔的でわがままで罪のないお嬢様的女性を
    うまく表現していたように思いました。

    同じ映画のリメイク版は、制作された年代、国、脚本によって、ずいぶんテイストが違います。
    私は派手でゴテゴテした2013年版より、シンプルで落ち着いた70年代版のほうが好みでした。
    やっぱり年齢のせいかな…。