Posted in 2015年2月24日 ¬ 10:12 AMh.Kei
ここ数日は小春日和が続き、春が近いのを感じます。
昨年は入院などでバタバタして、ずっとガーデニングをさぼっていましたが、今年に入ってようやく鉢植えの植え替え作業を始めました。
1月中旬、売れ残った球根がワゴンセールになっていたので、花の苗と一緒に植え付けました。通常、春咲きの球根の植え付け時期は10月~11月ですが、以前、園芸好きの友人に「最悪1月に植えてもギリギリOK」と聞いたことがあります。
数日前から、チューリップとムスカリの球根から小さい芽がでてきました。
なんとか春に間に合いそうです。
土の中から春の花芽が少し顔をだしました。
Posted in 2015年2月23日 ¬ 9:27 AMh.Kei
そのお店は、都心の一角にある細い路地をはいったところにある。
営業時間は、夜の12時から朝まで。
狭い店内は、昭和の雰囲気がただよう古いカウンターづくりで、
8人も座ればいっぱい。自然に初対面同士のお客さんにも会話が生まれる。
メニューに書かれているのは、お酒、焼酎、ビールと豚汁定食のみ。
あとは、マスターがお客の要望に応えて、そのときある食材で料理をつくる。
ジューっと音をたてて焼けるだし巻き卵や、タコさんウィンナー、
鉄板のうえにのったナポリタン、
とろろごはんは、土鍋で炊くところからはじめるので、出来上がりまでにけっこう時間がかかる。
土鍋のふたをあけると、ふわーっと白い湯気が広がって、思わずほーっとため息がでる。
夜中にこんな料理がでてくると、うれしい。
常連さんは皆、マスターの穏やかな人柄にひかれて店に通ってくる。
深夜に店を訪れた人たちは、一日の疲れや、やりきれない気持ちをそっと置いていく。
こんなお店があったらいいな、と思う。
私は夜更かしが苦手なので、常連さんにはなれそうもないけど。
深夜食堂のHP:
http://meshiya-movie.com/
Posted in 2015年2月6日 ¬ 9:26 AMh.Kei
両親が亡くなった後、実家はかなり片づけたのですが、まだ少し荷物が残っています。もうすぐ売却予定なので、引き取るものがあるか最終確認に大阪の実家に行ってきました。
久しぶりに、ローズガーデンの庭師、西野さんにお会いしました。ご夫婦ともにお元気そうで、なにより。「この部屋でお茶をごちそうになるのも、これが最後かもしれんなぁ」と言いながら、用意したお菓子をおいしそうに食べてくれます。
西野さんは、長年、父の仕事を手伝ってくださっていた方。父が亡くなった後は、母の話し相手や病院の送り迎えまでしてくださった恩人です。もちろん、ローズガーデンの運営にも欠かせない重要人物。
ローズガーデンのバラは、場所によっては育ちの悪いものがあるので、今年植え替えをすることに。バラのカタログをもってきてくださったので、2種類のバラを選び、注文してもらうことになりました。
芽キャベツの間の葉っぱは取り除かれています。
西野さんがお土産に持ってきてくださったのは、収穫したばかりの芽キャベツ。
スーパーでもめったに見かけることがなく、あったとしても10個くらいトレイに並べられている状態。実際の芽キャベツが枝になっている形は初めてみました。小さいキャベツの玉は、ひとつひとつ枝にしっかりついていて、玉をつぶさずにきれいに取るのが難しい。
写真では、キャベツの間の葉っぱは切り取られていますが、収穫後、大きな葉っぱを取り除いてから芽キャベツを一個ずつ枝から切り離すのはけっこう時間がかかる作業です。収穫から店頭に並べるまでの手間を考えると、スーパーであまり見かけない理由がよくわかります。
さっとボイルして、ベーコンとソテーしていただきました。
Posted in 2014年11月20日 ¬ 10:30 AMh.Kei
「殉愛」は、大阪の芸人やしきたかじんと、その闘病をささえた女性の2年間を綴った物語。
小説の発売直前、キンスマで大きく取り上げられた。
番組の再現ビデオは、本を読まなくてもいいくらい充実した内容だったけど、著者の百田尚樹さんのファンなので、さっそくアマゾンで注文。すると、なんと「品切れ」と表示された。やっぱり番組の反響は大きい。通常は即日発送のところ、今回は注文してから手元に届くまで、3日かかった。
そして、ようやく届いた本を手にとってみると、意外に分厚くて重い。とはいえ、読み始めると没頭してしまい、1日で完読した。
ノンフィクション小説なので、できるだけ事実をそのまま伝えようという配慮がみられ、登場人物もほとんどは実名。メモや手紙の内容も原文そのまま。たかじんの妻さくらさんを架空のゴシップでこき下ろした週刊誌などとは一線を画し、「真実を語る」という強い意図をもって書かれている。あくまでもこの作者がみた真実ではあるけど。そういう意味では、やはりフィクションなのかもしれない。
人は、出会うべきタイミングで出会うべき相手に巡り合うようになってるんだなぁと実感する内容だ。
たかじんの要望に100%応えられる女性はめったにいないだろうけど、それにぴったりはまったのがさくらさんだった。彼女は常にたかじんのことだけをまっすぐ見つめ、自分の頭で考え、自分の意思で行動できる自立した女性。
ふたりは濃密な関係性をもって闘病生活を維持し、その間、お互いに肉親との連絡さえ断ち切っている。カップルが100組あれば、100通りの関係性があるんだなぁと実感する。
この本は装丁だけでなく内容もずっしりと重い。
闘病生活が詳しく書かれていて、体調が良くなって喜んだかと思えばすぐにまた悪くなってしまうという繰り返し。1歩踏み出すごとに少しずつ泥沼に落ち込んでいくように、復帰への希望は失われていく。
でも、暗い話ではない。
読み終えた後も、登場人物のリアルなやりとりが長く心に残る。
そして、またもう一度読みたくなってしまう。
この作家が見た「光」を、もう一度、一緒に観てみたくて。
Posted in 2014年11月15日 ¬ 10:50 AMh.Kei
主演は、マット・デイモン
今や世界最大の天然ガス生産国となっているアメリカ。北米の大地には、まだまだ膨大な地下資源がねむっているらしい…。
この映画の主人公スティーブは、シェール革命の最前線に立つ企業戦士。同僚のスーと二人で、広大な農地が広がる田舎町に乗り込んだ。
担当する地域で多くの地主から有利な条件で採掘権を買収すれば、さらなる昇進もみえてくる。
反対派や環境保護活動家の横やりによって次第に形勢不利になっていく中でも、常に前向きに住民との交流を続けようとするスティーブ。
日本企業なら、大きな決断をするときには必ず上司に相談して進めると思うけど、さすがはアメリカ、個人の決裁権が大きい。イベントを開催するときも、地域の有力者への裏金を渡すときも、スティーブがすべて独断で実行している。「上司に相談して…」なんて言う場面は全然ない。プレッシャーも大きいけど、やりがいのある仕事だ。
しかし、その仕事の成果が見えてきたとき、スティーブは、会社組織の仕掛けていた驚くべきからくりを知ることになる。さすがはアメリカ、企業のやり方も日本とはかな~り違う。本当にこんなトリッキーなことをやるんだろうか?
企業マンとしての役割に没頭するあまり、自分の価値観を見失いかけてたことに気付くスティーブがとった行動とは…。
主演のマッド・デイモンが脚本も手がけた社会派ドラマ。
熱血サラリーマンの気迫が伝わってくる。
Posted in 2014年11月5日 ¬ 3:32 PMh.Kei
SLみなかみ
11月1日、SLみなかみに乗って水上駅へ。
雨の中、谷川岳ロープウェイに乗りました。
最初は紅葉がよく見えたのですが、山頂付近は霧で視界ゼロに。
その日は、みなかみ温泉ホテル聚楽に宿泊しました。バイキング形式の夕食でめいっぱい食べて、夕食後の餅つきイベントでお餅まで食べてお腹いっぱい。
次の日は、以前からずっと行きたいと思っていた宝川温泉へ。
川のほとりに大きな混浴露天風呂が3つと、婦人専用の露天風呂1つ。
混浴といっても、女性はバスタオル着用OKです。
大勢の人が大きな露天風呂に入っている様子は、温泉というよりレジャーランドみたいでした。
けっこう山奥にありますが、紅葉真っ盛りの3連休とあって、カップルや家族連れも多く、
「今日だけで来場客は1000人以上」ということでした。
真冬の雪の日でも営業しているそうです。
宝川温泉は、水上駅から路線バスに乗って20分ほど。
今回はSLの旅だったのでバスを使ったのですが、ほとんどの人はやっぱり車で来るようで、駐車場は満杯、バスはガラガラでした。
Posted in 2014年10月24日 ¬ 10:36 AMh.Kei
今月末までシネマテイク高崎で上映中。
ルールは次の4つ。
1.自分の持ち物をすべて倉庫に預ける。
2.1日に1個だけ倉庫から持ってくる
3.1年間続ける
4.1年間、なにも買わない。
映画の最初の場面では、なぁんにもないガランとした部屋が映し出される。
キッチンにはコンロも冷蔵庫も、コップも、なにもない。
部屋には備え付けのストーブのみ。
そして、そこに素っ裸の男性…。
そう、彼は自分の洋服まで脱いで倉庫に入れ、雪の降る日にゼロからの生活を始めたのだ。
やり過ぎだろー!!
というわけで、裸の彼が最初に倉庫から持ってきたのは、ウールのコート。
この映画を観ると、きっと誰もが
私なら、どういう順番でモノを取り出すだろう…と考える。
この映画の主人公は、1か月以上、ケイタイを持ってこなかったけど、歯ブラシより先にケイタイを持ってくる人は多いかも。
私なら、ケイタイよりPCのほうが先に必要になる。
モノに溢れる自分の部屋にうんざりしたことのある人には、お勧めの映画です。
この映画を観たからといって、部屋は片付かないだろうけど…。
Posted in 2014年10月9日 ¬ 6:51 PMh.Kei
満開のコスモスの花。
国指定史跡「保渡田古墳群」にある「かみつけの里博物館」に行ってきました。
井出二子山古墳のまわりには、コスモス畑が広がっていて、すずしい秋の風に吹かれています。
私の実家がある大阪府堺市には日本最大の古墳「仁徳天皇陵」がありますが、遠くから眺めるだけ。
大きすぎて門しか見えず、立ち入り禁止のりっぱな古墳に比べると、こちらの古墳たちはかわいい!
階段でてっぺんに登ってみることもできます。
八幡塚古墳。地下に下りて、石棺を見ることができます。
帰りに、近くにあった農産物直売所に寄ってみました。
いかにも「うちの庭でとれました~」といったかんじの果物や野菜がならんでいます。
その中で、とっても珍しい果物「ポポの実」を見つけました。
昔、実家の庭にポポの木があり、父親がとってきてくれたのを思い出しました。
ポポの実。南国フルーツのような甘い匂い。
ポポの実は熟すのが早く、いたみやすいのであまり市場には出回らず「幻の果実」と呼ばれるそうです。
子供の頃の記憶では、マンゴーのような味で、アボカドみたいな食感でした…。
懐かしくなって、さっそく買い求めました。食べるのが楽しみです!!
Posted in 2014年10月9日 ¬ 5:56 PMh.Kei
ひさしぶりに、シネマテイク高崎で映画を観ました。
「大いなる沈黙へ」は、雪深いアルプス山脈にかこまれた男子修道院のドキュメンタリー映画。
照明も使わず、監督ひとりで半年間撮影した実録フィルムです。
音楽なし、ナレーションなし。会話もほとんどなく、ただ淡々と日々の営みをカメラで追うのみ。
こっそり修道院にしのびこんで、じーっとのぞき見しているような感覚です。
途中で寝ちゃうかな、と不安だったけど、ちゃんと最後まで見ていました。
ただ、3時間映画だと観ているほうが修業しているようで、おしりが痛くなりまス…。
「こんな映画、誰がみるの?」と思ったりもしますが、意外にいつもよりたくさんの人が来ていました。
普通の映画なら、「DVDになってから、レンタルしよう」と思うけど、こういう特殊な映画は単館上映されるチャンスを見逃したら、もう見られないかもしれません。しかも、この映画は、車や携帯の音が入ってくる家のリビングではなく、映画館で集中して観なきゃ、意味ない…。
というわけで、映画館にわざわざ観に行く価値のある映画でした。
Posted in 2014年9月24日 ¬ 10:21 AMh.Kei
群馬県甘楽町に行く用事があり、朝から車ででかけました。
自宅から甘楽町まで、車で約50分。
南から北にかけて連なる山々を背景に実り豊かな田園風景が広がります。
かわいいコテージが並んでいる場所があったので、立ち寄ってみると、
「甘楽ふるさと農園」でした。
80平方メートルの土地を年額16,000円で利用できます。
農機具の貸し出しや、指導もしてくれるそうで、クラブハウスにはシャワー完備。
景色のいい場所で畑仕事を体験したい、という人には最適!
道の駅「甘楽」
お昼は道の駅「甘楽」に寄ってみました。
轟みその窯焼きピザをいただいて、ほっと一息。
お天気の良い休日だったので、12時になる前から大勢のお客さんが来ていて、特産のきじ肉と餅きびの桃太郎弁当がとぶように売れていました。
昼食後は、小幡藩邸跡の「楽山園」へ。
日差しが強くて暑いくらいでしたが、庭園の小高い丘にある「梅の茶屋」で
畳の上に座ってそよ風に吹かれるととってもいい気持ち。
お庭と藩邸跡を見学した後は、凌雲亭でお抹茶をいただきました。
楽山園のお庭
ちょっと汗をかいたら、行きたくなるのがやっぱり温泉。
ipadで最も近い温泉を調べてみたら「かんらの湯」がヒットしました。
甘楽総合福祉センターの中にある町営の施設ですが、町民以外も利用可。
デイサービスセンターに隣接しています。
露天風呂、寝湯も備えたりっぱなお風呂があり、広間では
カラオケを楽しむ人達も。お年寄りの憩いの場となっているようです。
なんの下調べもなく初めて訪れた甘楽町でしたが、秋晴れの一日を満喫できました。